nap(ナップ)のうたた寝雑記

ゲーム(特にFPS)、ゲーム、漫画、アニメ、小説etc。色んな事を書くつもり

自作小説『スキルマジック』16

「『イチハ』と『ひとは』って大して変わらないじゃないか」「まあ、そうじゃな」 まさかあのまま殺されるとは思っていなかった。向こうの茂みには血溜まりが出来ている。が、その血も綺麗サッパリ消えてしまう。 (さっきの死んだときの感覚……なんか嫌いだ。…

自作小説『スキルマジック』15

「おお! 待ち望んだぞ」「何だよ。その『シロカ』って名前は?」「お気に入りだ」 「それはもう良いから、祈り捧げて来なよ」 「ああ」 教会の祭壇の前に行くと『祈りを捧げますか?』と、文字が表示される。 yesを選択する。 さて、どんな加護なのか楽しみ…

自作小説『スキルマジック』14

――ヒュウウ。 柔らかな風が俺の髪を撫でていく。「ここが、VRの世界、ここがスキルマジックの世界か!」 中世の西洋風の町には、巨大な防具を見に纏っている人々が溢れかえっていた。 そんな中で一番、目を引くのが最上層は雲の上にあるとされる【迷宮塔・ラ…

自作小説『スキルマジック』13

(名前か) 何か俺にぴったりの名前とかはないものか。 (しかし、良く再現できるよな) 自分の転送体のモデルを眺めながら、ふと思う。 (特に……髪色とか) 俺は普段黒色の髪だが、実際は白色なのだ。真っ白になのだ。 俺の髪の色素は全く何をしているのだか。 俺…

自作小説『スキルマジック』12

『ようこそ、【スキルマジック】の世界へ。只今より初期設定を開始します』 俺の目の前に液晶が現れる。『ではまず、クラスを選択してください』 液晶に浮かび上がる、5体のモデル。 『魔術師ウィザード』 ・MPが高いのが特徴のクラス。 ・他のクラスでは扱…

自作小説『スキルマジック』11

俺は中学校時代の記憶がない。和代さん曰く、「ご両親と登山の途中に土砂崩れにあった」だとか。 リセットされた記憶で最初に見たものは、大粒の涙を流す沙織の姿だった。 もう沙織を泣かせない。 俺はそう誓った。 しかし一つの奇妙なことがある。俺の記憶…

自作小説『スキルマジック』10

「おーい沙織。これはどうやって動かすんだ?」 扉が開く音がして、沙織が入ってくる。「これなんだけど……おい、ふ、服」「へ?」 顔に疑問符を浮かべ沙織が自分の格好を見る。「きゃああ!?」 沙織の格好はYシャツだけで、ボタンは止めていない。水色と白…

自作小説『スキルマジック』9

「最後は私」「お前もくれるのか?」「当たり前じゃない」 和也のプレゼントは後で持ってくると言っていた。 「お! 綺麗に包装されておるな」「ホントだな」「そ……そう」 髪を横に払う沙織。「あ……それって沙織ちゃんが……グムグム!」 何か言おうとした和也…

自作小説『スキルマジック』8

「では、私が最初じゃな」「少ない小遣いで悪いな」「子供扱いするなと何時も言っておろう!?」 こほんっと咳払いし、後ろに持っていたプレゼントを差し出してくる。「これは、写真立てか?」「そうじゃ。何か飾りたい写真があれば、飾ってくれ」「と、言っ…

自作小説『スキルマジック』6

「なあ、裕翔。私のことを忘れてはおらんか?」「ん? 何処かで声が聞こえる」「ここじゃ此処!!」 俺の服を引張って存在を主張してくる小学生のような容姿の少女は、竝川なみかわ一葉ひとは。この謎の口調が印象に残る。 家が隣の208号室で、コチラも小…

自作小説『スキルマジック』5

「ただいま」 恐る恐る賃貸マンションの209号室に入る。 人がいるとは思えないほどの静けさ。 俺は生唾を飲み込みリビングへと急ぐ。 (唐揚げ様をさっさと置いて部屋に戻ろう) リビングへのドアを開ける。 その瞬間、微かな火薬の匂いと破裂音が鼻腔と鼓膜…

自作小説『スキルマジック』4

卒業後は大学に進学する予定。仕事を行う労働者が、人からロボットに代わりつつあるこの時代。 だからこそ、大学を卒業した後、仕事に就職する事にこそ意味があると俺は考える。 もう指示されたことを只するだけの時代は幕を閉じた。これからは、自分で考え…

自作小説『スキルマジック』3

「イッテ」 右の頬を優しくさする。が、痛い。 あの後、金属バットを引っ張り出した沙織に戦慄し家を飛び出してきた。現在進行中の目的は沙織の大好物、『唐揚げ様』を購入するべく『ラーソン』に向かっている途中だ。 ドローンに頼んでも良いのだが、こうい…

自作小説『スキルマジック』2

ーー数年前まで偶像の存在だったVRシステム。 それがもうこんなにも身近なものになっていた。 俺は視線を横に流す。 視線の先には埃をかぶったダイブルーム。 技術革命レボ・テクノロジーは今までの全てを否定した。 突然、扉が空いた。 「お兄ちゃん? ご飯…

自作小説『スキルマジック』7

「でさ、これらは沙織ちゃんがほとんど飾り付けしたんだぜ?」「そうなのか! それはすごいな」「別に凄い事でも何でもないし!」「それに、とても楽しそうじゃった」「どこが楽しそうだったって言うのよ!?」「私が根拠も無しにその様なことを言うと? 沙…

自作小説『スキルマジック』

更新遅れてすいません。 今回から!新企画として!! 俺の自作小説を残していこうと思う。 処女作やけん、温かい目でお願いします笑 そして、アドバイスなんか貰えたら、なんて思っとる。 では、はじまりはじまり。「……オオォ」 迷宮にて――。 弱々しい呻き声…

映画を見る事について話す

おはようございます、ナップです。 前回、ヴァイオレットエバーガーデンの映画見てきたって話したと思うけど、それに関連して、俺の映画に対する価値観を話そうと思う。今回のテーマは、『映画を2回以上見るかどうか』 俺は滅多な事では2回目は見ないことに…

ヴァイオレットエバーガーデン映画を見た話

どうもー、ナップです。 最近寒くなってきましたね。 ところで皆さん、今、鬼滅ブームですよね。鬼滅の映画も見てきたんですが、それはまた別の話として。 そんなブームの中、その裏でかなり好成績の売上を叩き出している映画があるんです。 そ!れ!が!お…

ApexLegends~ランクマでレヴナント使おうと思っている話(2)~

おはようございます、napです。 今回は前回の続編となっております故、読んでおられない方は是非一読お願いしたいです。 さて、本題へ。 馬鹿強くない? レヴナント。 この一言から始めようと決めていた。 シーズン4で最弱イきりツンデレキャラとしてその名…

心折れたけど嬉しかった話、する

すいませんでした。開口一番の謝罪。久々にこのブログへ帰って来ました。 実に188日ぶり。 なんでこんなに戻って来なかったかって言うと。 そう、心折れたから。 あまりの見られなさに。 3つ出してたブログ記事はすべて0。頑張って書いたブログが世界の誰一…

ApexLegends~ランクマでレヴナント使おうと思っている話(1)~

おはようございます、napです。 今回もまたApexのお話。 レヴナントを使おっかなってなったきっかけ そもそもなんで使おうと思ったか、なんやけど 理由は大きく分けて二つある。 一つ目は「ミラージュの強化」。 え? なんで今ミラージュの話? って思ったで…

ApexLegends~新レジェンドローバを使ってみて~

どうも、おはようございます。napです。 今回は自己紹介の時に話したゲームについて話したいと思う。 ゲームの内容はApexLgends(以下Apex)。 今回は新しく追加された新レジェンド「ローバ」について使ってみた感想を書こうと思う。 皆の参考とかになれば幸…

nap(なっぷ)の自己紹介

一発目はやっぱ自己紹介かなって思って書きます。 「napってこんなやつなんやな」って知ってもらえれば幸いです。 nap(なっぷ)って名前の意味 まず改めましてnap(なっぷ)です。これからどうぞお見知りおきを! そんでもって、この名前の意味なんだけど、こ…