nap(ナップ)のうたた寝雑記

ゲーム(特にFPS)、ゲーム、漫画、アニメ、小説etc。色んな事を書くつもり

自作小説『スキルマジック』

更新遅れてすいません。
今回から!新企画として!!
俺の自作小説を残していこうと思う。
処女作やけん、温かい目でお願いします笑
そして、アドバイスなんか貰えたら、なんて思っとる。
では、はじまりはじまり。

「……オオォ」



 迷宮にて――。



 弱々しい呻き声と共に粉塵を巻き上げて、倒れ込む大型モンスター。



「嘘でしょ? たったひとり一人で……」

 驚愕の声が出るのも無理はない。

 の大型モンスターはLv99+S。



 Lv99+S。その数字はこのゲームでは最強クラスの強さをほこり、数人では万に一つも勝ち目がないとされている。

 それをこの赤髪の男性プレイヤーはたった一人で倒してしまったのだ。



「……まさか!?」

 想像を絶する光景を目撃した女性プレイヤーは呆気にとられている。



 男性プレイヤーは苦笑し頭をふる。

「とりあえず、この迷宮の先に何かあるんだろ? 死に戻るようなことがなくて良かったじゃないか」



 まだ半信半疑の女性プレイヤーだが、男性プレイヤーは「話は終わりだ」とばかりにオプションから、ログアウトを選択する。



 迷宮から姿が消える男性プレイヤー。



 消えた後も女性プレイヤーはその場から動けずにいた。



「あれが…… 無敗の双剣王」







※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ 



 

 瞼を上げるとぼやけている視界。

 しかしカーテンの隙間からもれる朝日によって視界がはっきりとし始める。

「夢か……」



 先程の夢を想起し俺、白井しらい裕翔ゆうとは、頭を掻く。

 一度も見たことがないあの光景。だが、俺は何故かあの光景を知っていた。

 あれは『SKILLMAGICスキルマジック』

 VRシステム『DiveRoomダイブルーム』保持者の7割以上の人々がこのゲームをプレイしてる大人気MMORPGだ。